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~副業から起業を目指すサラリーマンの日常と備忘録~

Creative mind in the business

副業と起業のためのクリエイティブ・マインド

副業サラリーマンができあがるまで⑫ ~二代目は島耕作~

「お兄ちゃん、その人が桜木君よ! バスケ部の救世主よ!!」
 SLAM DUNK / 赤木晴子)

自己紹介がてら振り返る歴史⑫

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スーパーエリート現る

新しい会社に入社した僕は、自分なりの仕事のやり方もできはじめ、少しずつ職場にも慣れていきました。相変わらず会社側からは仕事の研修や指示・教育的な物はなかったので、会社の事でわからない事は、その都度に周りのパートさん達に聞きながら、少しずつ社内の暗黙のルールのようなものにも慣れていっていたような毎日でした。この研修無しの就業状態は、僕の職種がある種の専門職だから無いのかな? とも思っていましたが、半年ほど先に入社されていた営業職の先輩も同じく、研修等は無く、入社当日におおまかな説明を受けた程度で、俺もわからない事多いよ~、なんて感じでした。

当時の会社は、僕とその先輩、そして社長と副社長的な立ち位置の息子さん、の4人だけで、後は十数名のパートさんで回っていました。…そうです、社員と言えるのは僕を除けば半年前に入社した先輩だけです。前に在籍していた社員さん達が、退職されてから2年近く経っている状態で、僕達二人が入社したのですが、何故その間、誰も社員が居なかったのか? そこにはなんと、映画のようなストーリーがあったのです!

元々この会社は、社長と数人の社員で回っていた会社だったそうなのですが、息子さんが数年前に入社した事で、会社が一変することになります。それまで会社がやっていなかった事にも手を広げ、それまでの営業社員の業績を一気に抜き去る業績を上げた息子さん、その活躍ぶりに立場が悪くなった社員さん達が一人、また一人と辞めていったそうです。なんてベタベタなサクセスストーリー!(笑) けど、できる男はその分、嫉妬の的にもなるんですね…。

そして、使えない社員を雇うくらいだったら、その分俺が売上を上げる、と言う息子さんの強い一言もあり、しばらくは社員を雇わなかったそうなのですが、忙しさもあり、新たに社員を雇うことにした、と言うのが僕達2人の雇用の背景だったようです。そんな状況だから息子をサポートしてやって欲しい、との社長の話に、快く返事をしていた僕と先輩だったのです。

しかし、物事は見る角度によって、そして理解する人によって、大きく変わるもので、実際の状況は大きく異なっているのでした。 次回は、この会社を含め、世の中の一部の企業が抱える経営問題に切り込みます。

それでは今回はこのへんで、ごきげんよう。